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旅のはじまり

なぜ旅に出るのか

8月後半から3ヶ月の旅に出ています。
なぜか?というと行ってみたいところがあるから、見てみたいところがあるから、会いたい人がいるから、それだけ。
だけど、それを実行するにあたって準備することがたくさんあり、お金もかかり、未知の場所へ行くという不安もある。
それでも旅に出るには、行きたい、見たいというシンプルな欲求を、こころの芯に持ち続けられるかどうかかなと思っています。
何かと比較して、やっぱり行けないなと結論づけたなら、それはそのひとが行くべき時ではなかっただけで、ちゃんとこころに「行きたい」を持ち続ければ、次のタイミングを逃さないんじゃないかなと思っています。
自由に動ける今の自分の環境に感謝しつつ、それらシンプルな欲求を満たすべく、出発しました。

北京

正直に言うと中国にはあまりいい印象がなくて、ロシアまでの国際電車に乗るためだけに行きました。
北京は、世界中のどこの都会もそうであるように、ビルが並んでいてひとが多く、地下鉄は複雑で車は渋滞し、自然が少ない。
しかし、私にとって意外だったこともいくつかありました。
  
- 割合に木々が多く、少し市内から離れると農業地帯もあり、のどかでゆったりしている。
- 人々が優しい。日本語はもちろん英語も通じないのに、最後まで投げ出さずに助けてくれる。
- メインストリートでなくても、道が掃除されている。少なくともごみが散らかりっぱなしということはない。

わたしのもともと持っていた中国のイメージが悪いせいで、やや美化されている面があるでしょうし、場所や出会うひとによるところも大きいですが、わたしの中国の印象は、今回の滞在でだいぶ変わりました。
ただ、食事を楽しみにしていたのに、夜に食べた麻婆豆腐に入っていた香辛料の一部が口に合わず、食べれなかったのは残念でしたが…
口が痺れる香辛料、あれは何だったんだろう。。。

北京駅から国際電車に乗る

駅から近いホステルに泊まったため、歩いてすぐに駅に着いたまではよかったけれど、広大な駅前広場の混雑さは予想以上でした。
炎天下で遅々として進まない、駅への長蛇の列が10列ほど。
どうやらチケット購入の列ではなく、駅構内に入るためだけの列らしい。列に並んでは見たものの、周りには割り込みをする人も多く全く進まない。
しかも中国人しか見当たらずわたしと同じような旅行者がいない。
時間もおしてきて不安も募り、焦ってきたわたしは列の前方へ押し入りました。
周囲の人々はこの混雑ぶりを笑いながらも、我先にと前へ進む。そのパワーに圧倒される。
構内への入り口周辺は日本の満員電車さながらの状態で、加えてみんな大荷物を持っているので、生きるか死ぬかというくらいの押しくらまんじゅう状態。こういうときは流れに身を任せるべきとか、圧迫死ってこういう感じだろうかとか考えながら、やっとやっと構内へ。よかった!!

急に開けた空間にある構内は、キオスクやファーストフード店が並び、一気に鉄道の「旅」感が出る。
国際電車のプラットホームへ行くと、構内に入るまでは見かけなかったたくさんの海外旅行者がいて、みんなどこにいたの?と聞きたくなる。
構内への別の入り口があったのだろうか…

うきうきしながら電車に乗ると、中は白が基調のシンプルなつくり。個室が七部屋ほど一列に並び、その横を真っ直ぐ次の車両まで伸びる通路。
通路には窓があり、簡易な折り畳み椅子が設置されています。
車両の進行方向入り口に給湯設備とスタッフの部屋、後方にはトイレがあります。
各個室は入って正面にテーブルが備え付けてあり、その両脇に二段ベッドがあります。
テーブル越しでもちょっと気を遣う距離なので、見知らぬ人と過ごすにはなかなか窮屈な狭さ。
どうなることかと思っていたら、同室はまさかの日本人でした。
見知らぬ人であることには変わりないのですが、言葉が通じるのは有難い。
初めての一人バックパッカーだということで不安いっぱいなようでしたが、わたしにとっては心強いルームメートとなり、長い長い国境超えや不安だったロシア入国を共に乗り越えたのでした。

中国~モンゴル~ロシア

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わたしがなぜウラジオストクからシベリア鉄道本線に乗るのではなく、北京から国際電車に乗ってロシアへ入国したかというと、理由は二つあります。
一つには鉄道での国境超えをしてみたかったということ、二つ目は中国~モンゴルの景色が素晴らしいと聞いていたためです。
シベリア鉄道本線は景色が変わらず退屈らしいので…
実際に、中国、モンゴルともに素晴らしい景色で、広大な牧場や家々、朝日や夕焼けなどずっと眺めていても全然飽きなかったです。
中国は、緑生い茂る山々やその間を流れる川、牛や馬、羊などをよく見かけましたが、モンゴルに入ると平野が続き木が減って時折砂漠のような地帯にも入ります。牛や馬に加えてラクダも見かけます。
家は装飾を施した木製のドアがついた、ユアタと呼ばれる白い大きなテントのような建物になり、店の看板は漢字ではなくキリル文字になります。

国境では出国、入国ともに車両で行うので、私たちは車内で待ち、審査官が来たらパスポートと出国または入国カードを渡すだけ。
夜間に国境を通るので景色は全く見えず、朝起きたら次の国になってる、といった具合でした。

車内では本を読んだり、ごはんを食べたり、昼寝をしたりとあまり代わり映えしないので、停車駅があればみな時間いっぱい外に出ています。
わたしはくるくる変わる景色とともに、暗くなれば寝て、ぼんやり明るくなれば起き、昼でも眠ければ寝て食べたいときに食べるという、シンプルな生活が結構良かったです。
これがずっと続くと思うと、ちょっとしんどいですけどね。
わたしはロシアに入国してすぐのウランウデというところで下車しました。

この記事を書いた人

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Tsubasa Yone
現在地:日本
札幌出身、京都在住 山形県立保健医療大学卒業 作業療法士 趣味はバイク、映画、写真、旅行などなど。 HP: http://step-across.com

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