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講義を受けてみて感じたこと

こんにちは。もうセメスターが始まって一か月ほどが経過しました。今回は講義を受けていて感じたことをまとめたいと思います。筆者は200番台の統計学(Econ)、線形代数(Math)、公共政策(PoliSci)と大学院合併科目の確率統計論(Math)を履修しています。それぞれの講義に別々のカラーがあって受けていて面白いです。科目ごとにまとめてみたいと思います。


  • 統計学について
    この講義は朝の8時からという、日本の大学生からしてみれば拷問のような時刻から始まります。このこともあり、講義開始時の出席率が異常に低いです。大体クラスの1/3くらいが普通です。講義は月水金とあるのですが、金曜日の出席率が特に低いです。教授が開始時に必ず出席者少ないねえというのがお決まりになってます。筆者は交換留学生なので遅刻とか無断欠席とかはご法度です。頑張って起きてます笑
    また、学生の数学力にも驚きました。3桁×3桁の計算の答えが4桁とか色々とおかしなことになってます。順列と組み合わせの計算なども苦手みたいです。もちろん全員ではないですが、平均的に日本の学生よりできないのではないかとは感じます。

  • 線形代数について
    この講義は中国の方が先生なのですが、教え方が非常にわかりやすいです。日本で線形代数は学習しているので、基本的には英語での学びなおしということになるのですが、日本で受けた講義より理解度が深まりました(英語なのに!)。講義開始当初はクセのある英語で聴きとるのがしんどかったのですが、今ではある程度慣れたのと使われる単語を学習したのもあり問題なくなりつつあります。学生もおおむね意欲のある人が多く、数学の講義の割にはわいわいしています。日本では淡々と講義が進むことが多かったので、文化の違いみたいなものを感じました。

  • 公共政策について
    この講義を受けていると日本で受けたTOEFLのリスニングセクションを思い出します。講義形式のパターンとほんとにスタイルがそっくりです。あまり板書をせず口頭で説明をする教授に、挙手して意見を言う学生たち。筆者はあまり意見を言うことができず、ノートに議論を書き留めたり要点を整理するのが限界です。というのも、まず筆者は経済学部なので、公共政策全体への理解が浅いです。また英語力の不足に加えてアメリカ政治システム等の基礎知識が足りないというのも大きいです。例えば圧力団体の意味合いはわかっても、アメリカにおける主な圧力団体はあまり良く知らないので、込み入った議論へのコメントは難しいですね。教授に相談してイントロレベルの教科書を頂いたため、大分マシにはなりました。
    また時事ネタについての議論なども多くあります。先日の大学構内での銃乱射事件なども取り上げられました。学生も非常に活発に意見をぶつけ合います。この講義の終盤では、筆者もその中で意見を言えるようになりたいです。

  • 確率統計論について
    この講義は確率論と集合論をベースに統計学を学習するのですが、今回取っている講義の中では一番楽しいなと思っています。確率論もきっちり英語で復習できて、理解が深まりました。線形代数の時も感じましたが、数学は英語での学習の方が頭に入りやすいのかもしれませんね。教授はRでの解法も併用しながら講義を進めるため、そちらの方も勉強になっています。予習課題も適切に出してくれるので、学習計画も立てやすくありがたいです。また、教授は面倒見がよく、個人的に大学院の話などもしています。


全体的に感じたこととしては、評価が定期考査だけでなくたくさんの項目に分かれているということです。科目によって異なるのですが、小テストが毎週あったり、セメスターに4回くらいのチャプターテストみたいなのがあったり、持ち帰り課題があったり。テスト一発勝負でないという点ではありがたいのですが、セメスター中は常にある程度緊張感を持たなければならないのは少々しんどい時もあります。日本では中間期末だけ気合入れればよかったので、セメスターの過ごし方は変わりました。そうは言っても履修単位が半分以下になっているので、時間には余裕があります。来週にはいくつかのテストが重なるので、ある程度準備して臨みたいなと思います。

この記事を書いた人

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Ryo Ichikawa
現在地:日本
東京都の片田舎出身 早稲田大学先進理工学部→創価大学経済学部 University of Massachusetts, Boston 統計学・計量経済学 ダーツ トビタテ!留学Japan3期生 交換留学

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