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グループワークを通じて考えたこと(1)

こんにちは。本当はボスキャリについて書こうと思っていたのですが、ちょっと長くなりそうなので、いったん表題の件について記事を書きたいと思います。

今までの記事を読んでくださっている方には繰り返しになってしまうのですが、筆者は公共政策の講義を履修しています。基本的に数学系の答えがきっちり出る科目を履修している筆者にとっては、この講義が唯一の"アメリカっぽい"講義になっています。まるでTOEFLのリスニングセクションのようにどんどん進んでいく講義に、学生からの意見が活発になされるという講義スタイルに最初は面食らってしまいました。この講義では多くのペーパーやプレゼンテーション、記述形式の中間期末など、数多くの課題が出されます。今回はグループで行ったプレゼンテーションに焦点を当てて、所感を述べたいと思います。

この課題は、各々が教授の用意する政策課題を選び、肯定否定の両面から議論し、政策の実施についての障害と円滑な運営について発表するというものでした。経済学部の筆者はマサチューセッツの教育とかそういうのは全くわからなく、また英語力にも自信がなかったので、逃げの一手で経済に関係するトピックをチョイス。政府はflat taxを導入すべきかどうかという政策課題に取り組みました。flat taxというのは主に所得税に適用されるシステムで、すべての国民に同じ税率を適用するという税制です。現状日本を含め多くの国ではprogressive tax即ち累進課税制度が導入されていますが、連邦政府はflat taxにするべきかどうかというお題です。筆者は財政学は公務員試験で学習済みなので、このトピックならグループに貢献できるかなと思いました。flat taxの良い点悪い点については割愛させて頂きます。

今回この課題は3人1組で取り組みました。筆者の他にはラテン系のイケメンと白人のイケメンでした。また発表の順序が最初で、thanksgiving休暇の直後というタイミングの悪さ。とはいえ、発表まで2週間強あるから当初は余裕だろと思っていました。しかしながら、日数が経過するごとに楽観的ではいられなくなってきます。筆者は日本でこうしたプレゼンを普通の人よりは数多くこなしてきたと思っています。グループワークをするときには、まず空き時間を確認してやるべきことを明確化し、それぞれの担当分を宿題として次回に突き合わせて確認、次のやることを決定といった具合で進んでいくように思います。というわけで、今回もそんな形で進めるものだとばかり思っていました。

しかしここはアメリカ。日本とは違いそう簡単にはいきませんでした。まずメンバーが講義に来ない。最初の数日間は、メンバー全員での顔合わせすら講義前後にできないという有様でした。何も手つかずのまま初めの1週間が過ぎていきます。やっと全員が揃ったと思ったら、次は空き時間がまったく合わない。そしてthanksgiving休暇前の最後の講義で、
「とりあえずパートだけ分けて、各人準備して、本番迎えようか」
さすがに唖然としました。これまで集まって何かをした回数、0回。まさかの打ち合わせ擦り合わせなしで25分のプレゼンテーションをやることになるとは思いませんでした。確かに筆者も積極的にグループワークを進めませんでしたが、放っておくと0回になるんだーへーみたいな何とも言えない感情でした。結局個人で担当したパートを準備して、ぶっつけ本番で挑むという日本では考えられない状況でプレゼンを行いました。


結局長くなってしまったのでここで一旦区切りたいと思います。

この記事を書いた人

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Ryo Ichikawa
現在地:日本
東京都の片田舎出身 早稲田大学先進理工学部→創価大学経済学部 University of Massachusetts, Boston 統計学・計量経済学 ダーツ トビタテ!留学Japan3期生 交換留学

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