Canpath
1795 views
2 応援!
0

今セメの研究生活を振り返って(2)

(1)より...

もう一度打ち解けあって、言語の壁を越えて。

で、supervisorのもと研究themeを進めることになりました。
毎日細かなスキルでも捉えていこうと、注意されたこと、気になることは片っ端から聞いて、後で実験techとしてメモを取っていきました。
でも未だに専門単語の英語の理解には詰まってしまいます。まして化学なんて日本語と英語で大違い。名前の呼び方の順序が違ったり、発音が変わったり。
分かって伝えているに発音が違うから、違う化合物を渡されたりもしました。
研究室にそもそもアジア人が一人しかおらず、心細かったですが、もうつべこべ言ってられないので、は?って聞き返されたら、もうドヤ顔で精一杯の英語でもう一回ぶつけます。
そしたら大概分かってくれます。自分の英語の伝え方が悪かったのか、と色々意識して少しずつ言い方を変えたら、すぐ分かってくれるようになったりもしました。
やはりドイツ語圏ということもあってacademicな会話以外は基本ドイツ語、研究室メンバーでご飯を食べに行く時はもちろん休憩なのでドイツ語。
これが苦痛で仕方ありませんでした。
15人くらいでご飯に行き、アジア人ひとり、無言でご飯を食べる。もう邪魔になりたくもないので、なんかせわしなく携帯いじってみたり、遠くをぼーっとみつめたり。
果ては、食後のコーヒーに誘ってくれるのは嬉しいけど、そこもドイツ語。無言で物価の高いスイスのコーヒーを飲むしかありませんでした。

でも、少し考え直しました。
ご飯に行ったりコーヒーに誘ってくれたり、きっと嫌いなら誘ってもくれないことでしょう。
むしろ"チャンスだ"と思うようにしました。
ドイツ語で話してるなら会話の終わりに、"何を話してたんだ?"と。なんとなく分かる会話なら"この話してたっぽいけど俺の知らない話じゃないか、面白そうだから教えてくれ"と。
そしたら突然会話が英語になるんですよね。
無論みんな英語話そうと思えばぺらぺらなんで、そこからは英語で会話。
研究室でのみんなの性格やラボの特徴、教授と学生の考え方、毎日の生活の過ごし方、実験のコツ。 毎日言われたままに実験してるだけじゃ得られない情報がたくさん詰まってました。
アジア人ひとりだから、日本、ひいてはアジア全体に興味を持ってくれました。
毎日少しずつだけど、日本のいいところを伝えたり、研究の捉え方や環境、全く関係なく、遊びやゲームのこと。 本当は話すべきこと、伝えたいこと、たくさんありました。
コミュニケーションとるの大好きなんでした、そういえば。
"語学がー..."”知識レベルの差がー"...とか言ってる場合じゃありませんでした。
普通のつまらない会話なんです。少しの英語の会話と思い切って、突っ込んでみる、その勇気で嫌いだった休憩時間が急に楽しくなりました。
今では、一緒にフットサルしたり、クリスマスパーティ開いたり、忙しいけど一緒に遊んで知識を共有したり、雑談したり、素敵な環境だ!って思えるようになりました。
これまた成長です....

研究成果について

前置きがすごく長くなりましたが、研究成果、与えられたschemeを一つ一つ実験を精査することでなんとか終わりが見えてきました。
実は研究theme、もともと興味があって企業訪問を予定してた製薬会社Rocheとの共同研究だったんですよね。自分は作った化合物が直接製薬会社に届けられて実験sampleになる。
とてもときめきました。
(ほかからみると"ただの色の違う粉"なのかもしれないけど、作った材料が今後の製薬開発に役立つ、最終的に人の役に立つかもしれない、そう思うとわくわくする変人なんです....)
まだsupervisorが論文を書くには十分なデータが得られてないので、公式にpublicationするのは暫く時間がかかりそうですが、自分の今セメの目標は大体達成できたと思います...

来セメからは、このプロジェクトの手伝いを続けて将来的にsecond authorが取れるように頑張っていくか、帰国後の卒論を踏まえて新しいプロジェクトを貰うか、考えていきたいと思います。

長く拙い文章に付き合ってくださりありがとうございました
IMG_5476.JPG

この記事を書いた人

Canpath user icon
Yuki Fuyuki
現在地:スイス
富山県 東北大学 旅行 留学 トビタテ留学JAPAN3期 写真 スキューバダイビング ハンドボール 製薬

Yuki Fuyukiさんの海外ストーリー