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【トビタテ】第2回留学成果報告会を終えて思うこと

9月4日 午前0時20分。まだ、閉会から六時間しか経っていない。明日はトビタテの同窓会で朝の8時に会場に行かないといけないのに、興奮覚めやまず眠れそうもないので、トビタテ!留学JAPANの第2回留学成果報告会の気づきや、感想を書いていきたいと思う。

自分は今回、"発表者"として参加させていただいた。

緊張や不安もあったが、結果として出席してよかったと心から思う。

備考:参加者は、留学中の体験や気づきを5分間で発表するプレゼンテーションセッションと自分の留学について自由に説明するポスターセッションがあった。

(1)やっぱりすごいよ、トビタテ生

色々な方の5分間のプレゼンを聞かせてもらったわけだが、本当に発表も上手だし、内容もしっかりしていると強く感じた。
留学を通して、何を経験し、そこから何を学び、そして何に生かすかを、きちんと考察、理解していて、さすがだと思った。

代表として、全体の前でプレゼンをした8名の学生も本当に良かったけれど、自分が見た他の学生のプレゼンも負けないくらい良かった。トビタテ生が1000人いれば、1000通りの留学計画と内容があり、それをどれがいいと評価すること自体がほぼ不可能なだけに、審査員の方々が選ぶのを苦労されたのもとてもよくわかる。

みんな違って、みんないい。

(2)自分のプレゼンと実感

他の学生は本当にすごいと言っている自分のプレゼンを少しだけ紹介しておくと、それは「3人の大切な人の訃報から縁の大切さという学びを得た」という内容だった。
まあ、タイトルが「私は太陽電池になる!」とかいう、変なタイトルから内容も太陽電池がなかなかに関係ないという、色々一貫性が無さそうなプレゼンだった。

そうは言うが、自分がこの報告会に参加して良かったと一番思えた点は、このプレゼンをしたことなのだ。

どういうことかというと、自分は留学中3人の方の訃報を聞いたわけだが、その3人が一人は同じ部活だった高校の友人、もう一人が自分の成長や留学を応援してくれていたおばあさん、そして最後が大好きな祖母だった。そして、この3人の共通点は「みんな留学前が元気だった」ということだ。つまり、自分にとって彼らの死は予想外だったのだ。
結局、自分は留学中ということもあり、この3人のお葬式には出席できず、さらには彼らの死を実感できない苦しみを味わったりした。そう、実感がなかったのだ。

けれど、今回の成果報告会でプレゼンをしながら、実感が湧いた。変なタイミングかもしれないが、きちんとした場できちんと発表する、あの瞬間に自分はやっと彼らの死を受け入れられた気がした。本当にこれはよかった。

(3)トビタテの切れないし、切りたいとも思わない縁

一生、付きまとわれる覚悟はしておいたほうがいい。でも、そんな縁も悪いものではない。

この成果報告会で、トビタテ生との再会やSNSでは知ってるけど、ついに実物出たー!って人まで。多くのトビタテ生と会うことができた。
初めましてだろうが何だろうが、トビタテ生同士なら先輩後輩関係なくすぐに友達になれるというのは、本当にすごいこと。今日なんかは、一駅分話しただけでFacebookで繋がるまでに発展した。これが、トビタテの強み。

もう一つ、つながりとして嬉しかったのは、元事務局の方と会えたこと。自分は一期生なのだが、事前研修などでお世話になった初期の事務局のスタッフの多くの方は、すでに事務局を出られている。しかし、成果報告会で再会。留学の経験などを話して、喜んでくれて、非常にありがたかった。

(4)ポスターセッションの価値

ポスターセッションでは、60分間で自分の用意したポスターを来る人に説明する。来る人も様々で、トビタテ生や文科省の方、企業の方や名字が同じって理由で見に来た政治家まで。
そんな方々に、留学内容や学び、これからのことを簡単に説明した。プレゼンとは違い、近い距離で対話的に説明できるポスター発表は、なかなかない貴重な経験だった。特に企業の方や政治家に説明することは。
そして、嬉しいことに聞いた方からフィードバックとして、付箋にコメントを書いてポスターに貼ってくれるのだ。

結果的に自分は多くの方にフィードバックしていただき、今回の成果報告会で一番多くの付箋を獲得した。自分の留学で得た「愛される力」は、ここで大きく発揮されたな、なんて冗談も言えるほどだった。(すき♡というコメントも頂いたように)

ファイル_001.jpeg

「ああ〜、こんな俺も何か賞でももらえるのか」なんて考えていたが、たかだか付箋を大量にもらっただけの自分は特に賞があるわけでもなく、少し長くポスター発表をさせてもらえるだけだった。

閉会式後に愚痴をこぼすように船橋さん(トビタテのトップの人)に「僕、一番付箋を多く獲得したんですけど、何か賞でももらえると思ってましたよ〜。」なんて言うと、「賞よりも多くの方に付箋(フィードバック)をもらえた方がよっぽど価値があるんじゃないの?」と返された。さすが、我らの船橋さん。

確かになーっと思いながら、改めて自分の留学内容にコメントしてくれることのありがたみを実感した。

コメントをくれた皆様、本当にありがとうございました。

(5)最後に

今回、発表や普段はなかなか話せない方々と会話する中で、自分のやりたいことが見えてきたように思った。小さくならずに頑張っていこうと思う。

そして、船橋さんも閉会式でおしゃっていたように、トビタテ生は確かにすごいが、まだ何も社会に大きく貢献できるほどになっていない。まあ、そんなすぐには難しいと気もするが…。とはいえ、これは事実。
この前、トビタテの島根地域人材コースの壮行式でも同じことを会社の社長に言われた。トビタテの留学経験や学びを説明したら、「でも、君って結局何もしてないよね。留学の経験も学びも大したことないし。まあ、せいぜい頑張りたまえ」と言われてしまった。
これからもっと、頑張っていこうと思う。

最後に、今回の運営をしてくれた皆様、お疲れ様でした。

そして、このような機会をトビタテに本当に感謝したい。

この記事を書いた人

Shinya Higuchi
現在地:オーストラリア
【プロフィール】 1.徳島県出身 2.島根大学 総合理工学部 物質科学科 物理分野 卒業(2015年) 3.島根大学 総合理工学研究科 理工・医連携コース (休学中) 4.フィリピン(2週間) ボランティア 5.オーストラリア(11か月) University of Newcastleで太陽電池の研究 【好きなこと】 (1)人と話すこと (2)スポーツ (3)映画鑑賞 (4)考えること (5)読書 【好きな言葉】 弱気は最大の敵 財を遺すは下、事業を遺すは中、人を遺すは上なり Stay hungry, Stay foolish.

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