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なんでカンボジア?

「専攻は、カンボジア語です。」

と言うと必ず

「なんでカンボジア語なの?」

という返答がほぼ100%の確率で返ってきます。
  

だいたいこの質問の裏にはいつも

「〜語とか〜語みたいなメジャーな言語じゃなくて、
なんでカンボジア語なの?」

が含意されてて、
ご丁寧にそれを言葉にしてくる人も。

その時いつも、

「いやー、英語がずっと好きで!
でもアルファベットに飽きちゃって。笑
別の文字がやりたくなったんですよ〜
あはは〜」

って毎回テキトーに答えては
いますけどね。

それで大体の方々は
ふーんって納得してくれるけど、

中にはこう言う人も。
きっとこれが本音なんでしょう、

「カンボジア語ほど
使えない言語ないでしょ〜。
何でカンボジア語なの?」
  

先日とある日本人に言われた言葉であります。

何でカンボジア語なのか、
正直に申し上げますと、

「わかりません。」

ですね。

というのも、私が

「カンボジア語を選んだ」

というよりは、私が

「カンボジア語に選ばれた」

からです。

どういう意味かと申しますと、
ここでつまらん昔話をするつもりはなかったのですが、
入試あるあるです。

私恥ずかしながらセンター試験でかつてない
大失敗をおこしました。笑

もちろん合格平均なんぞ越えやしない。
がしかし中3の冬からの目標でしたので、
外大以外は受ける気はなく、
結果高校の担任には「来年受ける?」と
浪人を薦められた。笑

言語はともかく、何が何でも
この大学に来たかったのであります。

言葉が好きで、
人が好きで、
国が好きだから。

当然受験します。

どの大学にもあると思いますが、
ご存知の通り、
合格難易度というものがございます。

さらに私の学部の選抜は特殊で、
成績順で言語の志望が通ることになっとります。

おわかりでしょう、そういうことです。

ほぼ諦めモードだった私、
他大の入学手続きもほぼ済ませて
おりました。

不合格発表みてさっさと吹っ切れて
他大に書類提出しに行く直前だった私ですが、
なぜか受かったわけです。

大喜びです。

母も担任も大泣きです。
父と私は笑ってました。

誰も受かると思ってなかったようです。
そりゃそうだ。笑

そして配属された言語が「カンボジア語」
だったわけです。

カンボジア語に、
選ばれました。

自分を選んでくれた言語を
全力で頑張ろう、この大学で。

別の言語がやりたくなったら
その時始めればいい。

と決めたのでした。

まあ、入学して早々
初日から毎日5時間近くの予習地獄で
バイトする暇すらない予習の鬼になりまして、

さっそく

「アレ?入る語科間違えた?オワタ?」

とか思ったこともあったりなかったり。笑
  

あれから2年半経ちました。

カンボジアにいます。

早いものでもう2ヶ月が経ちました。
  

おそらく、別の言語を選択していたら、

私のカンボジアに対するイメージは

「東南アジアの貧しい国」

で終わっていたでしょう。

そしてこの国に興味を持つことも、
まして1年もこの国に滞在することも
なかったでしょう。

カンボジアをはじめ
こんなに東南アジアの虜になることも、
おそらくなかったでしょう。

東南アジアが「発展途上国」のイメージでしかなかった、
それで終わっていたはずのわたしですが、
こんなにすてきな世界であることに
気づけたことが本当に嬉しくてたまりません。

そして、イメージ通り残る「発展途上国」の現実。

言語は「たかが、ツール」かもしれません。

しかし、「されど、ツール」です。

英語なんて話せないそんな人たち、
物乞いをしていた笑顔がすてきなおばあちゃん、
物売りのおてんばな少女、
バスで隣だった宝石商のオッチャン、
大判焼き屋のおばちゃん、
工場のワーカー達、
  

そんな人たちと会話ができるのは、
「カンボジア語」があったから。

現在シアヌークビル州にある日系の工場で
スタッフに対して日本語の研修をおこなっています。

カンボジア語で、日本語を教えています。
  

先日のあの人にとっては
「使えない言語」だったようで、

わたしは「その言語を学んでる変な大学生」
みたいなイメージなんだろうけど、

将来どんな人物になるかはともかく、
そのうちビッグになって見返してやりたいなとおもいました!笑

  
「なんでカンボジアなのか。」
  
今でもカンボジアにいるのが不思議になることがありますが、

私は「この国に選ばれた」一人の日本人として、

この国で、

そして東南アジアという地域で、

役割を果たそうと思います。

(写真は、教えているスタッフが、
先月バレバレのサプライズで誕生日をお祝いしてくれたときのもの。
みんなでお金出し合って買ってくれたこと、ほんとに嬉しかった。)

この記事を書いた人

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Erika Hano
現在地:カンボジア
福岡県(博多ではない)出身 大学の専攻はカンボジア語 休学中 行った国:中国、韓国、オーストラリア、サイパン(USA)、カンボジア(2回目)、フランス、イギリス、タイ、マレーシア、シンガポール、ベトナム 行きたい国:ラオス、ミャンマー、ウズベキスタン、ギリシャ、トルコ 住んだ国:日本、カンボジア、オーストラリア(ちょっとだけ) 住んでみたい国:タイ

そのうちビッグになって見返してやりたいなとおもいました!笑  「なんでカンボジアなのか。」  今でもカンボジアにいるのが不思議になることがありますが、私は「この国に選ばれた」一人の日本人として、この国で、そして東南アジアという地域で、役割を果たそうと思います。

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by *************** 2015-02-16 既読

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by ********** 2015-02-16

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