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到着後、一週間。

無事にリヨンに到着し、初期滞在予定の家に到着。
日本の貴婦人の方とトルコ人ご夫妻(ほぼフランス人、しかし国籍は日本人)の家に3週間強お世話になる予定で滞在。
到着初日に、疲れも知らず夕食をこの手で振舞いたいとお願いして作らさせもらった。
牛肉のクリームチーズ煮込みと、初めて現物を目にしたちりめんキャベツで洋梨のサラダ仕立て。海外に来て、水の硬度は料理にどれだけ影響するものかと考えていたけど、たいして感じなかった。
海を渡っても自分の味だ。と味見した時にほっとしたのを思い出す。
次の日から日本から持参したPENNYとPENTAXと共に街巡り。
フランスの伝統的家屋や石畳に感動こそすれど、街の混沌さには驚きを隠せなかった。
カオスそのものだった。
犬のフンがそこらじゅうに散らばり、店のショーウィンドウは割れ、信号無視、タバコの吸殻は角という角に溜まっていく。
人の住むとこ、富あるところに混沌あり。日本もまた同じなのだから。

この記事を書いた人

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Ishida Hajime
現在地:-
鳥取県出身。 20歳までギターに専念。 20歳からスノーボードへ転向。 26歳で料理の道に。 東京と大阪のレストランで約2年間弱洋食に携わる。 27歳、2014年11月に渡仏。 English まあまあ French ぼちぼち

Ishida Hajimeさんの海外ストーリー