Canpath
3375 views
4 応援!
0

30歳の大学1年生

※ こちらのストーリーは、CanPathからの質問に回答して頂くかたちで投稿されました。
  

簡単な自己紹介をお願いします。

祖父が台湾人の元料理人。
生まれも育ちも日本だけど、
食生活は台湾料理50%日本料理50%。
  
中学、高校時代は学業そっちのけで、
ダンスとクラブの日々。
この頃にグラフィックデザイナーになろうと決意。
  
高校卒業後、勉強嫌いだったのと
大学進学に魅力を感じなかったので、
卒業翌日からニューヨークへ2ヶ月語学とダンス留学。
なんとなく海外で働きたいと思いはじめる。
  
日本帰国後は簡単なダブルスクールで
グラフィクソフトの使い方を学び、
就職難に遭いながらも21歳から広告制作のキャリアスタート。
  
海外で働きたいとはぼんやり思っていたものの、
彼と同棲を始めて以来その願望が消えかかる。
  
手始めに2012年から半年台湾に語学留学へ。
この頃28歳にして初めて勉強の楽しさに気づく。
  

なぜ海外に行ったのですか?  

台湾の大学に入った理由はいくつかあるのですが、
箇条書きにすると以下のような感じです。

デザイン会社を日本で3社ほど経験したのですが、
最後に勤めた会社で基礎能力の重要さを感じたため。
主にデッサン力と撮影又はライティングの技術。


2011年同棲していた彼と別れ、自由になったため、
再度海外就職を夢見始める。


中国経済の台頭と祖父が台湾人なので、
中国語を話せるようになりたいと思い、
手始めに祖父の母国台湾へ。


台湾の大学費用が日本の1/4程度(華僑のみ)だと知り、
自分に足らない技術を得るには日本より安く学べると思ったため。

  

なぜその行き先を選んだのですか?  

バックグラウンド
  
祖父が台湾人なので、一度台湾に住んでみたいと思っていて、
中国語もまだパーフェクトには話せなかったので、
中国語をパーフェクトにする為にも、
長期滞在できる手だてが欲しかった。
  

台湾のデザイン環境
  
正直台湾の街中の広告はほとんど良いのがないけれど、
特殊加工印刷費が日本より安いせいか、
ブックデザインは日本より目を引くものが多く、
日本であまり体験できない特殊加工印刷について
学べるのではないかと思ったため。
  
その他にも政府が一部出資をしているカルチャースクールで
デザインや工芸などが学べる場所があって、
政府のデザインに対する意識が日本より高いと思った。
  
24時間営業の本屋さんが魅力的だった♡
  
パッケージデザインのプロトタイプ作成の際、
印刷費や材料費が日本に比べて格段に安いため。

  
オープンな雰囲気
  
日本と違って立場によっての壁があまり無く、
例えば台湾のアーティストがライブパフォーマンスの後に、
観客と一緒に次のライブを見たりとか、
試写会後、映画監督に気軽に話しかけられたりとかする
雰囲気が私にとってとても良い意味で衝撃的だった。
  

海外体験後の英語レベルはどうでしたか?

現在も海外体験中ですが、
大学では必修で英語の授業があるので、
中国語を学びつつ英語も学べて一石二鳥です。
TOEICは大学入学直後のスコアが450で、
1年終了時にも再度TOEICのテストがあったのですが、
まだ結果が出てないのでわかりません。
  

治安はどうでしたか?

台湾は日本並に治安が良いので、
特に心配は無いと思います。
夜中の2時3時に散歩してても安全でした。
  

現地の食べ物はどうでしたか?

八角や香草などが苦手な方には台湾料理はキツイかもしれません。
また、正直言うと夜市の食べ物はあまり安全とは言えません。
でも美味しいものは美味しいのでたまに食べますけど。_^
食の国ですからね。
  
また、台湾は多くの日本企業が進出しているので、
日本食にはあまり困りません。
納豆が日本の3倍の価格だったりはしますが。。。
  
自炊できる方には台湾の朝市はとってもオススメです!
新鮮で安くて料理が楽しくなりますよ!
  

言葉の壁をどう感じましたか?

意思の疎通に困った場合は漢字を書いてもらえば
だいたい通じるので、あまり困る事は無いかもしれません。
  
台湾では言語交換が盛んなので、
言語交換会などに参加してみると上達に良いと思います。
  

文化の違いをどう感じましたか?


本当に台湾人は食べる事が大好きなので、
食にまつわる課題はポイント高かったりします。(笑)
  
宗教
仏教、キリスト教、無宗教それぞれいますが、
割と熱心にお寺へ通う人もいます。
政(まつりごと)なんかはしっかりと伝統が継承されていて、
そこは台湾の良いところのひとつだと思います。
  
政治
歴史上日本と比べて若い人も
政治に対する関心が高いのが台湾です。
  
その他衛生面を気にする人は
台湾は少し厳しいかもしれません。
基本お手洗いのティッシュは流せません。
夏のゴキブリは街の友達のようなものです。
  

読者へのメッセージをお願いします。

2013年の9月から国立台湾科技大学で
一回り年齢の違うクラスメイト達とともに
デザインの基礎を学んでいます。
  

社会人になってから留学を考えている方へ

  
ちょっとでも海外留学してみたいと思ったら、
行った方がいいです!
年齢なんて気にする事は無いと思います。
少なくともいろんな経験値は上がるし、
ヨーロッパでは社会人経験後に大学や大学院に行くことも
珍しくないそうです。
(ロンドンを旅した際に出会った、
31歳でマスメディアを学ぶタイの女性が言っていました。)
  
むしろ社会人を経験してから再び学ぶのは、
普通に18歳で大学に行くよりも意義があると思います。
なぜなら、自分の社会人経験と照らし合わせて
学べるので、どの内容が実際に今後の仕事に役立つかを
見極められ得るからです。
単純に転職をしてスキルアップを図るのも策だとは思いますが、
企業に入ってしまうと1個人としてのスキルよりも、
組織の中の1コマとしてのスキルが上がる率が高い上に、
職場環境に影響されて、怠惰になってしまうことも考えられるので、
それよりは大学で1個人としてのスキルを磨くほうが
より自分のスキルに自信が持てるようになると思います。
何より、この歳で留学に行くのは
良い意味で自分にプレッシャーが与えられ、
自分の目標に対して頑張らざるを得ません。(笑)
  
若返りたい方は特にお薦めですよ!
一回り違うクラスメイト達と学ぶと
本当に自分が18歳になった気分になれます。
  
人生学び続けた方が今後の社会変化にも対応できるし、
海外での学びは日本よりも多角的に物事が見られてより
多くを吸収できると思います!
  

台湾の大学へ留学を考えている方へ

日本と台湾の関係がとても友好なことも
理由のひとつだと思いますが、
クラスメイト達はとても気さくに話しかけてくれます。
私のまだ拙い中国語もサポートしてくれたり、
台湾人はとても親切です。
課題は学科や学校にもよると思いますが、
グループワークが多く、チームワークを学ぶのに最適です。
また、一見台湾人は日本人と似ているようで、
気質的には台湾人はよりアメリカ人に近く、
発想も自由で、奇抜で色々と刺激を受ける事間違いなしです!
国的にも日本より外国人の居住率が高い気がします。
  
  
初期費用は最初の9ヶ月の台湾での費用で、
以降はこっちでフリーランスで仕事しつつ、
夏休みや冬休みを利用して日本で生活費を稼いでます。
台湾は日本より物価が安いので、
質素に暮らせば、生活費のみで年間80万ぐらいで生活できます。
  
やりたいと思った事は
年齢がいくつであろうとやったほうが良いと思います。
忙しくても日本での毎日より刺激的で楽しいですよ。
  

プロフィール   
出発時の年齢 29
出発時の英語レベル 日常会話は問題ない
職業 グラフィックデザイナー
期間 4年
学校 国立台湾科技大学
予算 125万
実際にかかった金額 125万

内訳


【往復航空券】60,000円
【ビザ申請】10,000円
【学 費】約100,000円/1学期 (2,700NT/sem)
【学科費】12,000円
【家 賃】約18,000円
【光熱費】約3000円/2ヶ月
【交際費】30,000円/1ヶ月

この記事を書いた人

sunfru
現在地:台湾