Canpath
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本部への帰還

ドーハから6時間。モンブランを越え、レマン湖を横切り、ジュネーブに飛行機が降り立つ。電車で町の中心まで移動し、ホテルを見つけると、フロントはすでに「お待ちしておりました」と、部屋の鍵と滞在中市内で使えるバスのチケットを差し出す。

ホテルの部屋の窓を開け、ジュネーブの冷たい空気を思い切り吸い込む。やった・・・戻ってきた。あれから一年が経ったんだ。国際機関に勤めて一年のフィリピン駐在を全うできるなんて、誰よりも自分がいちばん信じてなかった。達成感が、ようやく涙になって流れてきた。明日から、本部で報告だ。

この記事を書いた人

一風
現在地:イギリス
オランダの大学院を出て人道支援を始める。現在国際機関に勤務。

一風さんの海外ストーリー