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 ‟母なる都市”南アフリカのケープタウンに到着

こんにちは。
3日間のヨハネスブルグ滞在を終え、ケープタウンにやってきました。
ケープタウンは南アフリカの南西にある都市で、南アで最初に白人が入植した街として知られています。
※ケープタウンはここです↓
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植民地開発の拠点ケープタウン

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歴史の授業で「ヤン・ファン・リーベック」という人物の名を聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。彼は1652年に現在のケープタウンに到着し、ケープ植民地を建設しました。それから、ケープタウンは入植者による南ア開拓の拠点となっていきます。ケープタウンの港付近を歩いていると多くの欧州風の建物を目にしますが、それはこの街が持つ歴史故なのです。
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ヨハネスブルグからケープタウンまでは飛行機で2時間弱ほどでした。バスで行く方法もあるらしいですが、20時間くらいかかるそうなので今回はパスして飛行機で行ってきました…。

ズマ大統領への抗議デモに遭遇

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  昼過ぎにケープタウンのダウンタウンに到着しましたが、街に入るとなんだか騒がしい様子でメディアの取材班が大勢つめかけていました。何事かと思い、近くにいた人に聞いてみると、ズマ(南アの大統領)への抗議デモを行なっているとのことでした。写真を撮っていると、「あなたもジャーナリスト?」と言われたり、別の人には参加者だと間違われてステッカーを渡されました。笑
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 なぜこの日にデモが行われていたかというと、2月11日はズマ大統領による一般教書演説が行われる日だったからです(国会議事堂はケープタウンにあります)。2月11日といえば、ネルソン・マンデラが27年間の獄中生活を終えた日でもあり、釈放後にはこの国会議事堂のテラスで演説したことでも知られています。デモ参加者は「Zuma must fall!」と叫びながら行進していきました。この日の夜、私はテレビで大統領の演説を見たのですが、失業率の高さへの懸念や教育の必要性を訴えている姿が印象的でした(ただ、近くにいたアンチズマの友人がすかさず「教育の必要があるのは自分でしょ!」とつっこんでいました。笑)

欧州風の街並み

 ズマ抗議隊の洗礼を受けてから、私はヨハネスブルグでも利用したCity Sightseeingの赤いバスを利用して、街を一周しました。バスは、飲食店やホテル、ショッピングセンターが集まるV&Aウォーターフロントやビーチ、テーブルマウンテンのふもとなどに停車します。以前の記事にも書きましたが、このCity SIghtseeingのバスは一日券を買えば乗り降り自由です。バスは15分間隔で街を走っているので、観光にはとても便利です。ただ、一人でバスに乗って観光するのは少し寂しかったです(特にビーチ周辺)。ケープタウンは景観が美しいこともあってカップルで観光に来ている方が多いので、終始あまり話しかけられず話しかけにくいという状況でした。笑

バスから撮った写真を少しのせたいと思います。
①テーブルマウンテンのふもと、海岸に向かう途中
この周辺は高級住宅街です。
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②キャンプスベイから撮ったテーブルマウンテン
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③キャンプスベイに並ぶ飲食店
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④奥に見える赤と白のしましまの建物は1824年に建てられた南アで最も古い灯台です。
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見ていただければわかるように、海岸沿いは完全に「ヨーロッパ」です。海近くの住宅地にある家の多くが白を基調としており、高級感が漂っていました。バスの音声ガイドによると、ケープタウンのビーチにはハリウッドスターがしばしば訪れるようです。他のリゾート地と比べると、シーズンであるにも関わらずそこまで混雑していない印象を受けました。
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バスで一周し終わったあとは、V&Aウォーターフロントに戻って友人と夕食を食べました。海沿いの街ということもあり、ケープタウンはシーフードが有名なので、シーフードレストランに行きました。「ザ観光地」であるにも関わらず、ワインはグラス200円ほどという安さです(南アのワインは有名)。

そして、帰宅してから冒頭でお伝えしたズマの一般教書演説をテレビで見ながら寝入ってしまいました。笑
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ケープタウン初日の報告は以上です。
次の記事は、ネルソン・マンデラが18年間過ごした刑務所があったロベン島、テーブルマウンテン訪問について詳しく書きますのでお楽しみに!!
読んでいただきありがとうございました。

この記事を書いた人

Yukina Furukawa
現在地:日本
Yukina Furukawa

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