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フランスに映画泥棒はいるか

私は映画が大好きで、日本でもよく休日にシネコン、ミニシアター問わずハシゴしていました。日本は海外映画の公開が遅いことが多いので、留学先でもここぞとばかりに観まくっています。

細かな違いについてまとめました。

(1)料金(€=136円)
Gaumont Rennesの場合(立地等によりGaumont系列でも差があるようです)
①一般
午後 10.8€(1468円)
午前 7.5€(1020円)
②中学生・高校生・大学生
平日 6.10€(830円)
土日 7.40€(1006円)
③14歳以下
4.8€(653円)
④シニア、求職者
8.70€(1183円)

求職者料金なんてあるんですね。映画に限らず、スポーツクラブ等の余暇活動でも割引料金があるのを見かけました。生活保護は甘えなんて言ってる日本では考えられません。

(2)チケットの種類
VF=吹替Version Française
VOST=字幕 Version Originale Sous-Titrée
・チケット:タイトルMad max〜の横に小さくVFと書いてあります。
Salle05とあるのは部屋番号です。

image.jpg

公開中の映画の公開時間一覧です。
image.jpg

(3)自由席一択
席は自由席のみです。お席はどこがよろしいですか?とは聞かれません。
座席にも座席表示(Aー3とか)はありません。早い者勝ちです。
image.jpg

(4)公開日
映画の公開日は、水曜日です。本や雑誌の発売日も水曜日だそうです。
日本は金曜か土曜ですよね。

(5)映画泥棒とマナー広告
やっとタイトルの内容です。少なくともフランスで私が行ったことのあるミニシアター系、シネコン系含む3つの映画館では映画の撮影を禁止する宣伝を見たことはありません。

なぜ日本ではあそこまでしつこく撮影禁止を訴えるんでしょうね。しかも割と不快な。

またマナー系の宣伝も見たことがありませんが、そのせいでフランスには特にマナーが悪い観客がいるとも思いません。いや、この前思い切り席を蹴られたような…

これには私自身がフランスに来てマナー観が変わったことも影響していると思います。

Twitterで「エンドロールが始まった瞬間にスマホの電源入れるなんて」といった意見を目にしてもピンとこなくなりました。

自分が正しいと信じている「マナー」を個人で守るだけでは飽き足らず、他人がそれを破る姿を見て怒ってもらっても困るというか。俺が我慢してるんだからお前も我慢しろ的な。生活保護バッシングみたい。

みんなよく他人に興味あるなあという感じです。

ざっとこんな感じでしょうか?

そういえばパンフレットもありませんね。無いと欲しくなる。

Bonne séance (良い映画を!)

この記事を書いた人

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Reiko Ishimaru
現在地:日本
映画鑑賞。 TOEIC860。 佐賀県。 心理学。 大学院。

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